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石炭の時代から石油の時代へ
さて、クルマに関する疑問にあれこれ回答していく中で次に紹介するのはエンジンについてです。エンジンは自動車の心臓部とも呼べるもので、これがなければクルマは決して走ることはないものでしょう。そんな、どんなクルマにだって搭載されているエンジンがいったいどういうシステムであるのか?実際のところクルマを運転する私たちにはその内部の構造というのは意外に分かっていないということがあるのではないでしょうか。エンジンというのがどうやって動いているのか……鉄道の機関は長きに渡って石炭を燃やした際の蒸気による蒸気機関でしたが、エンジンの動力源となるのはより軽量で、かつパワフルな力を生み出すことが出来る石油から精錬された「ガソリン」になります。ガソリンは非常に揮発性が高く、燃えやすい液体で、それほどの量でなくても莫大なパワーを生み出すために、クルマの駆動として重宝されています。さて、そんなガソリンを使ってどのようにしてエンジンが動くのか?まずはエンジンがどのようなパーツから構成されているのかを見ていきましょう。エンジンには主に、カムシャフト、バルブ、点火プラグ、ピストン、コネクティングロッド、クランクシャフトなどのパーツから構成されています。さて、それぞれの役目について見てみましょう。まずカムシャフトというのは、バルブのリフターを通してスプリングを縮めることで、バルブを開閉させるためのシステムです。つまり、これの駆動によって新たな燃料がエンジン内に供給されることになるのですね。そして次にバルブとは、主に吸気バルブと排気バルブに分類されます。吸気バルブは、カムシャフトの作用によって開閉され、新たな燃料をエンジン内に供給する役割を持ったパーツで、排気バルブは既に燃焼し終わった役目を終えたガスを排出する役割を持っています。吸気バルブは常に新しいガスによって冷却されていますが、排気バルブは燃えた跡のガスしか通らないために常に高温になっているため、非常に危険なパーツでもあります。更には点火プラグ。これはエンジンにおいて最も欠かせないパーツの1つであると言えるでしょう。カムシャフトと吸気バルブの働きによって供給されたガスに対して、高電圧で火花を起こして点火するのがこの点火プラグの役割になります。1万ボルトもの電圧がかかる部分で、その先端部分は時に2000度以上にまで高温にさらされることになります。次はピストン。これは上の3つの働きによって生み出されたエネルギーによって抽送運動をするパーツで、このピストンの運動によって、爆発のエネルギーがクルマを走らせるためのエネルギーへと変換されることになります。そしてこのピストンの運動を受けて回転し、タイヤの駆動へつなげるのが、コネクティングロッドで、その運動を支えるのがクランクシャフトになります。さて、エンジンの基本パーツは以上のようになっていますが、これらの組み合わせであったり、あるいは動力などによってエンジンは更に多岐に渡ることになります。エンジンは時代と共に新たなスタイルが開発され続けていると言えますから、ここからはそれらについて細かく見ていきたいと思います。「SOHC」「DOHC」「OHV」「ロータリー」「ハイブリッド」「ディーゼル」「直列」の7つのエンジンについて紹介していきます。それらは新旧さまざまなエンジンですが、それぞれが時代ごとに重宝され、そしてこれからの時代に期待されるエンジンです。是非エンジンの心臓部について知ることによって、よりクルマの近づいてみませんか?
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