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次世代へと向かうエンジンに求められるもの
さて、ここで紹介するのは、新たに開発されてきたエンジンや、あるいはこれから開発が進むであろうエンジンについてです。今までのエンジンというのは、ともかく燃費の良さやパワフルさ、あるいはスピードなどが求められることがほとんどでしたが、ここ十年前後の間にエンジンに求められるものが大分変わってきました。エンジンに求められるものは、今までの燃費などの問題をもちろん捨てるわけではなく、同時に「地球に優しい」ことが求められるようになってきたのです。エコの時代という下で行われる新たなエンジンの特徴は、環境を極力汚さないということが求められています。というのも、今までのエンジンは総じてガソリンを燃焼させて、排気ガスとして大量の二酸化炭素や硫黄化合物を排出していました。それが、二酸化炭素には温室効果ガスとしての作用があり、地球温暖化を輔けるとして批判を浴び、次第に二酸化炭素の排出量、排気ガス全体の排出量が少ないエンジンが求められるようになってきたのです。そんな中で考えられたのが、電気自動車でした。何かしらの方法によって電気を蓄電し、それを動力源としてエンジンを動かせば、排気ガスは発生しませんし、枯渇の懸念される石油を使ったガソリンも消費しない一石二鳥の策となると考えられたためです。しかしながら、電気自動車には弱点もつきまとっていました。それは開発コストの高さと、持続力のなさです。確かに電力というのは非常に強いエネルギーを持ってエンジンの稼働スタートを助けることができるのですが、それをそのまま持続させるということは非常に難しいため、電気だけで走ることは難しいとされたのです。そして現在エンジンの開発は、その電気自動車をいかにして安定させるのかということを目指しています。例えば太陽光によって順次エネルギーを得続ける太陽光自動車や、あるいは水を水素と酸素に分解して燃焼する燃料電池を利用したエンジンなど、多岐に渡っています。まだまだその全てが実用のレベルに達しているとは言いがたいものの、それらがいつか未来のエンジンへ繋がる技術であるということは、間違いないのではないでしょうか。このまま、順調に多くのエンジンの開発が進んでいくのならば、100年後や200年後には、本当に漫画の世界のように飛び回る自動車が開発されることになるかもしれません。私たちが夢想してきた「近未来」の姿は、案外と遠くはないのかもしれませんね。
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